今回のオリンピックは,日本にとって
歴史に残る大会となるのは衆目の一致するところでしょう。

金12銀8銅21計41個。

まあ,陸上4×100mリレーで銀メダルが取れる時代が来るとは
金栗先生も予想していなかったんじゃないかな。

元来日本は,欧米の選手にかなわない体格,筋力などを
たゆまぬ創意工夫でカバーし,たびたび歴史を作ってきました。

古川勝選手の潜水しかり,鈴木大地選手のバサロしかり。
彼らが編み出した技ではなかったけど,巧みに利用することで
金メダルを獲得するまでにその技を高めてきました。

ところが,どちらもオリンピック終了後にはルール改正で禁止に。
よく『日本いじめ』の例として取り上げられます。

他にも,スキージャンプで日本人選手が活躍すると,不利な
ルール改正が何度か繰り返されてきたり,例を挙げれば
枚挙に遑がありません。

それでも日本は,日本人は,変わったルールにいち早く順応し,
さらなる創意工夫で乗り越えてきました。

4年後の東京オリンピックに向けて,これ以上ない追い風となった
日本人選手の活躍。一方で,競泳のマイケル・フェルプスや
陸上のウザイン・ボルトなどが今回限りでの引退を表明するなど
『目玉』がいなくなるという逆風も。

『おもてなし』で勝ち取った東京招致。選手が最高の状態で
競技に望むことができる環境を整える事が真のおもてなし
だということをしっかりと認識して準備をしてください。

年寄りは口を出さない。責任だけ取ればいい。