が,復刻されるそうです。え?復刻って?

実は,つい最近までその存在が抹殺されていたことを知りませんでした。
他にも,ダッコちゃん,カルピスのマークなどもやり玉に挙げられ,
挙句の果てには,あの手塚治虫先生のマンガまで廃刊に追い込まれた
そうです。

もちろん人種差別はあってはならないことです。かと言って,
ちびくろサンボを廃刊にしたり,ダッコちゃんを店頭から片付けたところで
人種差別って無くなるんでしょうか。

差別する側の方が,実は人としてのポテンシャルが低いんだということに
気付いているはずなのに。

よく「日本人は人種差別に対して無神経すぎる」と外国にたたかれます。
これも本当のところは「無神経」なのではなく,目だった宗教対立も
人種トラブルもなかった島国ならではの「イノセント」なのだと思うのです。

もっとも日本は,被差別部落やらい病患者に対する,もっとひどい差別を
これまで行なってきているので偉そうな事は言えませんが。

まとまりのない文章ですが,ちびくろサンボの復刻に釈然としないものを
感じたのです。「復刻」にではなく,廃刊したことに。